Outlook2007 の UTF8メールが文字化けし、エンコードを変更して正しく表示してもその変更が保存されない。
症状
Outlook2007 で UTF8形式のメールを開封したとき、文字化けしており、
[表示] の [エンコード] を確認しても「Unicode (UTF-8)」に正しく設定されている。
試しに、他のエンコード(たとえば日本語ShiftJISなど)に一旦変更し、もう一度「Unicode(UTF-8)」に
もどしてやると、正しく表示する。
しかし、メールを閉じるときこの変更を保存しても、再び開くと同様の現象となる。
原因
Outlook のデータファイル(outlook.pst)には2つの形式があり、「Outlook 97-2002」に使用されている
ANSI(American National Standards Institute=米国規格協会)と、「2003以降」で採用された Unicode(多言語符号化文字集合=21ビット)である。
Outlook 2003 では、たとえば Outlook 2000 のPSTファイルをそのまま使用しても、
文字化けしたメールをUTF8 エンコードに変更、保存すればその後の文字化けは発生しなかった。
しかし、Outlook 97-2002(ANSI)形式のデータファイルと Outlook 2007 の組み合わせにおいて上記症状となる。
確認方法
- Outlook を立ち上げ、[ナビゲーション ウィンドウ] の現在使っている[個人用フォルダ]を右クリックします。
- [個人用フォルダのプロパティ]をクリックすると、次図のようなダイアログボックスが表示されます。

- [詳細]ボタンを押して形式を確認します。(図のように [97-2002] であれば「解決方法」に示す作業に移ります。)

解決方法
作業を開始する前に現存の「outlook.pst」をコピーし破損に備えてください。
2つの形式には互換性が無いため、新規にUnicodeファイルを作成してメールを移動します。
- Outlook 2007 または、2003 を立ち上げ、[ファイル] → [データファイルの管理]を選択します。

- [追加] をクリックすると「新しい Outlook データ ファイル」選択ダイアログが表示されます。
ここで、[97-2002] でない方の種類を選択します。

- 新しいデータファイルの保存ダイアログが表示されますので、標準のファイル名より分かりやすいネーミングをします。
ここでは、Unicodeとしました。(拡張子 .pst は自動的につきます。)

- フォルダ作成のダイアログボックスは規定のまま[OK]します。

- 図のように既存のフォルダの下に、新しい「個人用フォルダ」が追加されています。

- 「ナビゲーション ウィンドウ」の「すべてのメール フォルダ」の中に「受信トレイ」の無い「個人用フォルダ」が出来ています。

- 次に、「メールの配信場所」を変更します。[ツール] → [電子メール アカウント] → [既存の電子メール アカウントの表示と変更] と進みます。
「電子メール アカウント」のダイアログボックス内にある「新着電子メールの配信場所」のドロップダウンメニューで、
新しい「個人用フォルダ」を選択します。

- [完了]をクリックすると、次のようなメッセージが表示され、
[OK] した後、Outlook を一旦再起動させると「受信トレイ」「送信トレイ」などが移動されます。

- その他の、個人的に作成したフォルダ等は手動で移動します。
- 今まで使用していて、今後不要になった「個人用フォルダ」については、(1)の「データファイルの管理」で削除します。